土から作って牧草をそだてる
千本松牧場の乳製品のこだわり

健康な乳牛を育てるには土づくりから

自然豊かな千本松牧場では、総敷地面積のうち200ヘクタールの牧草地に、自家製の堆肥をまいて、牧草を育てるための土づくりから手がけています。
そうして育てた栄養豊富な牧草を年に2~3回刈り取り、発酵させたものを主食として乳牛に与えています。乳牛に与えるそのほかの配合飼料も、もちろん遺伝子組み換えされたものは使用しておりません。
澄んだ空気の中、乳牛を健康に育てています。

ストレスフリーな牛舎

千本松牧場の牛舎は、牛をつながずに自由に歩き回れるスペースを持った「フリーストール牛舎」。ストールとはパイプなどで1頭ずつに仕切られた場所のことですが、どのストールでも自由に出入りできるので、フリーストールといいます。また、搾乳の時間になると、牛が自分から「ミルキングパーラー」という 搾乳専用施設にお乳を搾ってもらいにやってきます。千本松牧場の施設は12頭ずつ2列に並べるようになっているので、一度に24頭まで搾ることができます。この方法だと人の作業効率も良い上、牛にもストレスを与えないので、良質な生乳が搾れます。

低温殺菌へのこだわり

千本松牧場の牛乳は65度に熱し30分間保つ「低温長時間殺菌」という方法で殺菌しています。牛乳の殺菌をする際に、悪い菌が殺せる最も低い温度帯で加熱殺菌した牛乳です。余分に加熱していない分、たんぱく質やカルシウムなどの栄養素が損なわれにくく、風味がばらつかず、生乳に近い淡い香りと甘味や風味が楽しめます。
もちろん温度が高ければ高い程、確実に短時間で効率的に殺菌できるので、日本では高圧で沸騰を押さえながら加熱する超高温殺菌法(120~130℃で2、3秒)が一般的です。

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